本サイトには広告が含まれています

電気・通信設備で有利なおすすめ国家資格

電気・通信設備の分野には種類や規模によって、工事や保守に必要となる国家資格が多くあります。

電気・通信設備の資格は、ひとつだけでも有力ですが、複数取得して業務の幅を広げることができます。

電気・通信設備で有利なおすすめ国家資格をご紹介します。

電気・通信設備の国家資格

電気工事士

電気工事士は、一定範囲の電気工事の作業をするために必要となる国家資格です。

電気工事士には、第一種電気工事士と第二種電気工事士があり、扱う設備の範囲によって分かれています。

電気分野の人気資格で、経験を積めば独立開業も可能です。

受験資格

制限なし

試験日

  • 第一種:【筆記】10月【技能】12月
  • 第二種:【筆記】5月、10月【技能】7月、12月

試験地

47都道府県で実施

試験内容

【第一種】

  • 筆記試験:マークシート(四肢選択方式)
    ・電気に関する基礎理論
    ・配線理論及び配線設計
    ・電気応用
    ・電気機器・蓄電池・配線器具・電気工事用の材料及び工具並びに受電設備
    ・電気工事の施工方法
    ・自家用電気工作物の検査方法
    ・配線図
    ・発電施設・送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性
    ・一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安に関する法令
  • 技能試験:作業用工具により配線図で与えられた問題を一定時間内に完成させる

【第二種】

  • 筆記試験:マークシート(四肢選択方式)
    ・電気に関する基礎理論
    ・配線理論及び配線設計
    ・電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
    ・電気工事の施工方法
    ・一般用電気工作物の検査方法
    ・配線図
  • 技能試験:作業用工具により配線図で与えられた問題を一定時間内に完成させる

合格率

  • 第一種:30%程度
  • 第二種:40%程度

問い合わせ

一般財団法人 電気技術者試験センター

転職・就職情報

電気設備の工事をするために必要となる資格ですので、電気工事会社やビル管理会社など電気関係の転職や就職、キャリアアップに有利です。

資格手当も期待できます。

電気工事士になるには(資格と試験)
電気工事士は電気設備の工事をするために必要となる資格です。電気工事に関する知識やスキルは電気工事会社やビル管理会社など電気関係の転職・就職で有利です。

第二種電気工事士のおすすめテキスト

電気主任技術者

電気主任技術者は、電気設備の工事、保守、運用など保安を監督するために必要となる国家資格です。

電気主任技術者には、第一種電気主任技術者、第二種電気主任技術者、第三種電気主任技術者の資格があり、電気工作物の電圧等によって必要な資格が定められています。

難関ではありますが、電気業界での評価が高く、キャリアアップに有利です。

受験資格

制限なし

試験日

  • 第一種・第二種:【一次試験】8月【二次試験】11月
  • 第三種:【上期試験】8月【下期試験】翌年3月

試験地

  • 第一種・第二種
    北海道、宮城県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
  • 第三種
    47都道府県

試験内容

【第一種・第二種】

  • 一次試験:理論、電力、機械、法規
  • 二次試験:電力・管理、機械・制御

【第三種】理論、電力、機械、法規

試験は科目ごとに合否が判定され、一部の科目だけ合格した場合は、翌年と翌々年の試験で合格科目は免除されます。

合格率

  • 第一種:5%程度
  • 第二種:7%程度
  • 第三種:10%程度

問い合わせ

一般財団法人

転職・就職情報

電気業界で評価が高く、資格者のニーズも多い資格です。

簡単な資格ではありませんが、多くの人がチャレンジしています。

【電験】電気主任技術者になるには(資格と試験)
電気主任技術者は電気設備の工事、保守、運用などの保安を監督するために必要となる国家資格です。電気主任技術者の資格取得と勉強法についてご紹介します。

第三種電気主任技術者理論のテキスト&問題集

電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士は、電気工事の施工管理を行うための技術力を認定する国家資格です。

電気工事施工管理技士には、1級電気工事施工管理技士と2級電気工事施工管理技士があり、試験には学歴や実務経験、資格などの受験資格があります。

建設工事が高度化するなかで、専門性の高い技術者が求められるようになっています。

受験資格

学歴・資格に応じた所定の実務経験者。

2級電気工事施工管理技士の第一次検定は17歳以上であれば、誰でも受験することができます。

試験日

  • 1級:【第一次検定】6月【第二次検定】10月
  • 2級:【第一次検定】6月、11月【第二次検定】11月

試験地

全国の主要都市

試験内容

  • 第一次検定:マークシート方式
    ・電気工学法
    ・施工管理法
    ・法規
  • 第二次検定:マークシート方式・記述式
    ・施工管理法

合格率

  • 1級
    ・第一次検定:50%程度
    ・第二次検定:60%程度
  • 2級
    ・第一次検定:60%
    ・第二次検定:50%

問い合わせ

一般財団法人 建設業振興基金

転職・就職情報

建設業者が一定規模以上の工事を請け負うために必要となる資格です。

第一次検定の合格者は電気工事施工管理技士補の資格を取得できます。

電気工事士の資格もあれば、管理監督と実務の両面でスキルをアピールすることができます。

電気工事施工管理技士・補になるには(資格と試験)
電気工事施工管理技術検定の第一次検定に合格すると電気工事施工管理技士補、第二次検定に合格すると電気工事施工管理技士の国家資格を取得することができます。

2級電気工事施工管理技士の問題解説集

電気通信工事担任者

電気通信工事担任者は、情報通信網の端末設備工事を行い、監督するための国家資格です。

電気通信工事担任者には、工事の範囲によって資格証の種類が分かれています。

受験資格

制限なし

試験日

  • 定期試験:5月、11月
  • CBT方式:通年実施

試験地

  • 定期試験:全国18地区
  • CBT方式:全国47都道府県の試験会場から選択

試験種別

  • 総合通信
  • 第一級アナログ通信
  • 第二級アナログ通信
  • 第一級デジタル通信
  • 第二級デジタル通信
  • AI第二種
  • DD第二種

合格率

  • 総合通信:28%程度
  • 第一級アナログ通信:35%程度
  • 第二級アナログ通信:40%程度
  • 第一級デジタル通信:30%程度
  • 第一級デジタル通信:50%程度
  • AI第二種:20%程度
  • DD第二種:18%程度

問い合わせ

一般財団法人 日本データ通信協会 電気通信国家試験センター

転職・就職情報

ICT時代を支える情報通信のインフラ技術者として活躍が期待されています。

電気通信設備の現場で欠かせないスペシャリストです。

工事担任者の試験対策テキスト

電気通信主任技術者

電気通信主任技術者は、電気通信ネットワークの工事、維持および運用の管理監督者の国家資格です。

電気通信主任技術者には、伝送交換主任技術者と線路主任技術者の資格があり、監督できる範囲によって区分されています。

受験資格

制限なし

試験日

7月、翌年1月

試験地

全国15地区

試験内容

  • 伝送交換主任技術者試験
    ・伝送交換設備および設備管理
    ・法規と電気通信システム
  • 線路主任技術者試験
    ・線路設備および設備管理
    ・法規と電気通信システム

合格率

  • 伝送交換主任技術者:30%程度
  • 線路主任技術者:40%程度

問い合わせ

一般財団法人 日本データ通信協会 電気通信国家試験センター

転職・就職情報

電気通信事業者は事業用電気通信設備を自主的に維持するために電気通信主任技術者を選任しなければなりません。

電気通信主任技術者試験の問題集

電気・通信設備の資格を取るには

資格取得の勉強法

電気・通信設備の資格を取得するには、独学や資格・通信講座で勉強する方法があります。

基礎知識の有無やかけられる時間・費用など自分の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

テキストや問題集が市販されていますので、独学でも合格を目指すことができます。

独学に不安がある人や難関資格を効率よく学習したい人は、通信講座などを上手に活用することをおすすめします。

資格のダブル取得

電気設備の資格はひとつ取得するだけでも転職や就職で有利になりますが、ステップアップやキャリアアップを目指しやすい他の資格とのダブル取得もおすすめです。

電気主任技術者の資格取得者は、実務経験をプラスして第一種電気工事士の資格を取得することができます。

技術系の通信講座

多くの企業も利用する技術講座専門のJTEXでは、資格取得や技能向上のための技術系通信講座を数多く取り扱っています。

現場で役立つ専門性の高い通信教育講座が用意されています。

技術講座専門のJTEX

まとめ

電気・通信設備の工事に従事するためには、法律上必要とされる国家資格が多く、資格を取得することで転職や就職に非常に有利になります。

また経験を積んでキャリアアップしたり、他の資格をダブル取得して、キャリアの幅を広げることもできます。

転職・就職のチャンスを広げるおすすめ資格一覧
20代の転職・就職のチャンスを広げるおすすめ資格の種別・難易度(合格率)・受験資格を一覧でご紹介します。

 

【参考】
・経済産業省ウェブサイト
・総務省ウェブサイト