歯科衛生士の仕事は慢性的な人手不足です。
常に求人は多いことから、女性のライフスタイルに合わせて働くことができる人気の仕事になっています。
活発な歯科衛生士の転職市場で希望の勤務先を見つけるためには、歯科衛生士の転職に精通した転職支援・求人サイトのサービスを上手に活用することをおすすめします。
歯科衛生士専用の転職支援サービス
歯科衛生士さんのよりよいキャリアをサポートする歯科衛生士専用のおすすめ転職支援・求人サイトを厳選してご紹介します。
ファーストナビ歯科衛生士
ファーストナビ歯科衛生士は、歯科衛生士に特化した転職支援サービスを提供しています。 希望条件に沿った求人案内から条件交渉、入職後のフォローまで完全サポート。 非公開を含め業界最大級の求人数が強みで、パートもOKです。 |
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利用者の声
20代 女性
「確かな医院先の情報も確認した上できちんと提示していただけるのも安心でした。 特に福利厚生に関してはネット上の求人だけは全てが見えないですし、自分から有給や賞与に関しては聞きにくい気持ちがあったため、きちんと確認していただけるのが嬉しかったです。」
20代 女性
「利用してみた感想として、とてもよかったと思いました。 特に複数候補をあげてもらえて選択ができたことがよかったです。
また、面接対策をしてもらえたことで、前準備をすることで自信を持って面接にいくことができ、助かりました。
メッセージアプリを活用することで連絡が取りやすく、ストレスを感じませんでした。」
ジョブメドレー
ジョブメドレーは、歯科衛生士専用の求人サイトです。 業界最大級の求人案件から、自分に合った転職先を探すことができます。 悩んだときにはキャリアカウンセラーに相談することもでき、高い利用者満足度を誇っています。 |
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利用者の声
20代 女性
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20代 女性
「ホームページの見やすさ、条件が入れやすく検索しやすい、スカウト機能など、いくつかの求人サイトを利用していましたが、その中でもダントツで使いやすいサイトでした。
掲載されている医院数も他社より多い気がしますし、募集要項なども他社より見やすかったです。」
歯科衛生士の転職市場
歯科衛生士の求人・採用
歯科衛生士の転職市場は非常に活発です。
結婚後や出産後も働きたいという人にとても人気があります。
最近では、訪問歯科診療のスタッフとして、歯科衛生士の募集が増えてきました。
介護保険で口腔ケアが認められていますので、訪問歯科診療の求人ニーズはさらに伸びると考えられます。
歯科衛生士のキャリア活用法
- 歯科医院、診療所
- 病院(歯科)
- 保健所
- 事業所
- 高齢者介護施設
- フリーランスなど
就業場所別にみた歯科衛生士
多くが歯科診療所での勤務です。病院の歯科や保健所、企業の診療所などで働く歯科衛生士もいますが、人数としては多くありません。
就業場所 | 歯科衛生士 (人) | 構成割合 (%) |
診療所 | 130,806 | 90.1 |
病院 | 7,460 | 5.1 |
保健所 | 707 | 0.5 |
都道府県 | 91 | 0.1 |
市町村 | 1,987 | 1.4 |
介護保険施設等 | 1,370 | 0.9 |
歯科衛生士養成校 | 1,768 | 1.2 |
事業所 | 309 | 0.2 |
その他 | 685 | 0.5 |
総数 | 145,183 | 100.0 |
(厚生労働省「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)」より)
歯科衛生士の給与
区分 | 20~24歳 | 25~29歳 | 37.8歳 (平均) |
所定内労働時間 | 166時間 | 164時間 | 164時間 |
残業 | 8時間 | 9時間 | 8時間 |
月収 | 255,600円 | 271,000円 | 296,200円 |
年間賞与等 | 210,700円 | 396,700円 | 488,800円 |
年収 | 3,277,900円 | 3,648,700円 | 4,043,200円 |
(厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」より)
歯科衛生士の仕事
歯科衛生士には、大きく分けて「歯科予防処置」「歯科診療補助」「歯科保健指導」の役割があります。
歯科予防処置
人が歯を失う原因の90%が「むし歯」と「歯周病」です。
この二つを歯科の二大疾患といいます。
歯・口腔の疾患を予防する処置として、「フッ化物塗布」等の薬物塗布、歯垢(プラーク)や歯石など、口腔内の汚れを専門的に除去する「機械的歯面清掃」など、予防的な医療技術があります。
歯科衛生士は、このような歯科予防処置の専門家です。
歯科診療補助
歯科衛生士は歯科医師の診療を補助するとともに、歯科医師の指示を受けて歯科治療の一部を担当します。
歯科診療補助の範囲は多岐にわたり、歯科診療を円滑に行うために大切な役割を果たしています。
また、コミュニケ-ションに配慮し、信頼関係にもとづく歯科医療にも、歯科衛生士の役割が期待されています。
歯科保健指導
むし歯や歯周病は治療よりも予防が大切で、セルフケアを実行するための専門的な指導が不可欠です。
歯磨き指導を中心とした歯口清掃法の指導はもちろん、寝たきりや要介護者などに対する訪問口腔ケアも重視されるようになっています。
さらに、食べ物の食べ方や噛み方を通した食育支援、咀嚼や飲み込み力を強くする摂食・嚥下機能訓練も新たな歯科保健指導の分野として注目されています。
歯科衛生士のキャリア
歯科衛生士の資格
歯科衛生士は歯と口の中の健康をサポートする国家資格です。
歯垢除去・フッ素塗布、歯科診療補助、歯科保健指導は歯科衛生士の独占業務であり、無資格者は実施できません。
歯科衛生士の資格を取得するステップ
- 高校卒業
- 歯科衛生士専門養成校を修了
- 歯科衛生士国家試験に合格
歯科衛生士の試験科目
- 解剖学
- 生理学
- 病理学
- 微生物学
- 薬理学
- 口腔衛生学
- 公衆衛生学
- 栄養指導
- 歯科臨床
- 歯科予防処置
- 歯科診療補助
- 保健指導
認定歯科衛生士
- 認定歯科衛生士:日本歯科衛生士会
- 日本歯周病学会認定歯科衛生士:日本歯周病学会
- インプラント専門歯科衛生士:日本口腔インプラント学会
- 日本歯科審美学会歯科衛生認定士:日本歯科審美学会
- ホワイトニングコーディネーター:日本歯科審美学会
- 日本成人矯正歯科学会矯正歯科衛生士:日本成人矯正歯科学会
歯科衛生士のステップアップ
歯科衛生士の実務経験が5年以上あると、ケアマネージャーの受験資格を得ることができます。
歯科衛生士の資格を活かして、これから需要の高い福祉分野へキャリアを広げることも可能になります。
まとめ
歯科衛生士には男性もなれますが、圧倒的に女性が多い仕事です。
結婚や出産で離職するなど、一旦、仕事を辞めても再就職しやすく、資格があればいつでも働けるということは大きな魅力といえます。
【参考】
・厚生労働省ウェブサイト
・公益社団法人日本歯科衛生士会ウェブサイト
・各サービス提供企業サイト