採用市場にある求人を探すにはいろいろな方法があります。
20代・第二新卒が転職の求人を探すには、複数の窓口を積極的に活用することをおすすめします。
採用市場には自分だけでは見つけられない求人情報がありますので、キャリアの可能性を広げることができます。
募集・求人情報を収集する方法には、それぞれにメリット・デメリットがあります。
自分のキャリアや転職活動のステージに合わせて、上手に使い分けることが大切になります。
転職するときの代表的な求人情報とそれぞれの特徴をご紹介します。
転職の求人情報
求人サイト
求人情報誌のインターネット版などが代表的です。
さまざまな求人情報を掲載していて、紙媒体より新しい情報を確認することができます。
求人サイト内で自分の希望条件から求人の絞り込みをして、検索を行い、直接応募することができます。
転職エージェントとは違い、自分で求人を探して、応募してからの活動も自分で行うことが一般的です。
企業から直接オファーが届くスカウトサービスの機能を持つ求人サイトも増えています。
誰でも気軽に募集・求人情報を収集できるポピュラーな方法といえます。
メリット・デメリット
転職エージェント(人材紹介会社)
転職エージェントは「有料職業紹介事業者」と呼ばれる民間の人材紹介会社です。
人材紹介会社の多くは登録者に企業を紹介するエージェント型ですが、ヘッドハンティングを行うサーチ型もあります。
人材紹介会社では、既卒者、第二新卒、経験者、ハイクラスなどさまざまな層で仕事を探す人に、求人紹介を行っています。
幅広い求人を取り扱う総合型エージェントと専門分野に特化してサービスを提供する特化型エージェントがあります。
キャリアアドバイザーが個別に希望条件などをヒアリング(キャリアカウンセリング)して、求人企業と転職希望者をマッチングします。
求人紹介以外にも書類作成や面接対策、セミナーなど、さまざまな転職支援サービスを無料で提供しています。
エージェントが転職をサポートしてくれるので、自分だけで活動するよりも選考通過率のアップが期待できます。
メリット・デメリット
新聞・業界紙
全国紙には主に大企業の求人広告が掲載されます。
折り込み広告は地元企業の情報が豊富ですので、近くの求人を探したい人に有効です。
希望する業界が決まっていれば、業界紙の求人情報が役立ちます。
メリット・デメリット
ハローワーク
全国にあるハローワークの窓口またはハローワークによって運営されるハローワークインターネットサービスで求人を検索することができます。
ハローワークでは誰でも自由に求人情報の閲覧ができます。
地元の求人だけでなく、全国の求人を探すことができるので、UIJターンを希望する人にも有効です。
求人には直接応募できるものと紹介状が必要なものがあります。
わかものハローワークなど専門型ハローワークもあり、手厚いサポートを受けることができます。
メリット・デメリット
転職フェア・合同説明会
転職サイトなどが主催して、求人企業の転職フェアや合同説明会などの転職イベントが行われます。
業種や職種別に求人企業を集めて、合同で行う転職フェアや企業説明会、セミナーは、業界の動向や採用意欲が高い企業、求人ニーズを知ることができます。
転職するかどうか決めていなくても、参加することで最新の転職動向がわかります。
メリット・デメリット
企業の公式サイト・SNS
企業の公式サイトやSNSに採用情報が掲載されることがあります。
なかには自社サイトにしか掲載されない求人情報もあります。
採用活動にSNSを積極的に利用する企業が多くなっていますので、最新情報を知ることができます。
応募したい企業が決まっているのであれば、まずはチェックしてみましょう。
メリット・デメリット
知人・友人の紹介
社員からの紹介を積極的に採用活動に活用する企業が増えています。
自社の業務内容や組織風土をよく理解している社員からの紹介は、最も確実な採用方法として期待されています。
特にスタートアップ企業やベンチャー企業などでは、採用方法として定着しています。
実際に仕事をしている社員からの紹介なので、内定率が高くなります。
採用が決まると紹介した社員には報奨金などが賃金として支払われることがあります。
メリット・デメリット
まとめ
さまざまな求人の媒体がありますが、転職希望者が利用料を支払うことは基本的にありません。
企業が求人を出すには、ハローワークは無料ですが、民間のサービスは有料です。
募集・採用を行うために有料の媒体を利用する企業は、費用がかかっても、いい人材を集めたいという積極的な企業が多いといえるでしょう。



【参考】
・厚生労働省ウェブサイト
・ハローワークインターネットサービス