家族手当

キーワード解説

家族手当とは

家族手当とは、配偶者や子どもなど扶養家族のいる社員に対して、基本給とは別に支払われる手当です。扶養手当とも呼ばれます。

家族手当は、支給基準が明確に定められている場合には、使用者に支払義務があり、労働基準法上の賃金になります。

月給は、一般的に基本給と家族手当、通勤手当、住宅手当などの諸手当とで構成されています。

家族手当は、社員の能力や成果に関係のない生活補助としての典型的な手当といえます。近年、成果重視の人事評価制度の導入などとともに見直しが進められ、基本給に吸収して廃止したり、縮小する企業が目立つようになっています。

家族手当だけでなく、通勤手当以外の手当を廃止する企業も多くなっています。大企業では子育て世帯への支援を厚くする動きから、配偶者手当を子ども手当などへ振り替える流れもあります。

法定手当

法定手当は、時間外労働手当や休日出勤手当など、法律によって支給が定められている手当のことです。

生活補助手当

生活補助手当は、家族手当、住宅手当、別居手当、食事手当、通勤手当など、職務内容とは直接関係のない生活費を補うような手当のことです。

労働の対償としてではなく、社員の福利厚生のために支給するものは賃金ではありませんが、支給条件や金額が就業規則や労働協約、労働契約で明確にされていれば賃金になります。

通勤手当

通勤手当は、社員が通勤するためにかかる費用、交通費の全部または一部を使用者が賃金として支給する手当です。通勤手当も生活補助手当ですが、最も実施率の高い手当のひとつです。

通勤手当の支給額については、「自宅から勤務先へ通勤する最短距離の公共交通機関を利用した場合の実費の全額(一部)支給」などと定められます。

職務関連手当

技能手当、役付手当、営業手当、宿日直手当など担当する業務を評価して支給される手当や、精皆勤手当や業績手当のようなモチベーションアップのために支給される手当、法定手当などが職務関連手当に該当します。

手当の減額・廃止

手当などが賃金として、取り扱われる場合には、使用者が一方的に減額したり廃止したりすることは、労働条件の不利益変更となるため、原則としてすることができません。

不利益変更をする場合には、高い必要性と合理的な理由が求められます。

明確な支給基準が設けられた手当などは、原則として賃金と考えられる
給与制度の基礎知識(しくみ・支給方法・平均給料)
給与は転職・就職活動で最も注目される条件のひとつです。その企業の給与制度を知れば、企業方針や方向性が見えてきます。給与制度の基礎知識と20代の平均給料をご紹介します。
転職・就職に役立つ用語集
転職・就職活動ではさまざまな専門用語や人事用語が登場します。20代・第二新卒の転職・就職に役立つ用語を集めて解説しています。必要な情報を転職・就職活動にお役立てください。
タイトルとURLをコピーしました