労働基準法

キーワード解説

黒板と虫眼鏡

労働基準法とは

労働基準法とは、労働者の労働条件全般について基準を定めた法律のことです。

労働条件に関する最低基準を定めたもので、労働基準法を下回る労働協約や就業規則労働契約の条件は無効となります。

労働基準法は労働者を保護することを目的としている強行規定です。

仮に当事者間で同意していたとしても、労働基準法を下回る労働条件で契約をすることはできず、違反する部分は無効となる強制力があります。

事業者は労働基準監督官に違反を指摘されれば、是正勧告を受け、悪質な場合には、罰金刑、懲役刑を科されることもあります。

例えば、労働者が「残業手当はいらない」として契約をして、その同意書があったとしても、実際に残業をしていれば、残業手当の支払いは必要になります。

支払われていない残業手当は未払い残業代として過去3年に遡って請求できます。

労働基準法の適用範囲

労働基準法は、原則すべての事業に適用されます。

労働基準法でいう労働者とは、原則、労働基準法が適用される事業で賃金をもらって働くすべての人のことです。

(法人の代表や役員、フリーランスなどは労働者には該当しません)

※適用除外となる事業

  • 同居親族のみが働く事業
  • 家事使用人
  • 公務員(一部は適用される)
  • 船員(一部は適用される)

労働基準法で主に定められていること

労働基準法違反

労働基準法の違反行為については、違反の実行者とともに会社も罰則を受けます。(両罰規定)

  • 強制労働の禁止違反
  • 中間搾取の禁止違反
  • 最低年齢制限違反
  • 均等待遇違反
  • 男女同一賃金の原則違反
  • 時間外、休日および深夜の割増賃金の不払い
  • 労働時間制限違反
  • 年次有給休暇の付与義務違反
  • 休日付与義務違反
  • 解雇予告義務違反
  • 産前産後の就業規制違反
  • 申告に係る不利益取扱い禁止違反
  • 最低賃金の不払い
  • 労働条件の明示義務違反
  • 賃金支払い5原則違反
  • 休業手当の支給義務違反
  • 就業規則の作成義務、届出義務違反
  • 1年単位変形労働時間制の労使協定の届出違反
  • 退職時の証明書の交付義務違反
  • 法令等の周知義務違反

労働に関連する法律

労働に関連する重要な法律はたくさんあります。

  • 労働契約法
  • 労働安全衛生法
  • 男女雇用機会均等法
  • 育児・介護休業法
  • 最低賃金法
  • 労働者災害補償保険法
  • 障害者雇用促進法
  • 高齢者雇用安定法
  • 労働組合法 など
労働時間と残業の基礎知識
労働時間は会社へ出社してから退社するまでの時間で業務を行った時間のことです。会社が決めた勤務時間(所定労働時間)を超えて働いた部分は残業になります。
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休日と休暇、休業という言葉は似ていますが、意味は異なります。転職活動をするうえで、それぞれの正しい知識を持ち、求人情報を正しく読み解くことが大切です。
転職・就職に役立つ用語集
転職・就職活動ではさまざまな専門用語や人事用語が登場します。20代・第二新卒の転職・就職に役立つ用語を集めて解説しています。必要な情報を転職・就職活動にお役立てください。
労働基準法は働き方改革の一環として重要な改正が行われ、順次施行されている