円満退社

キーワード解説

円満退社とは

円満退社とは、会社と社員の双方が円満に退職に合意することです。退職は、労働契約を終了するということです。

労働契約の終了は、退職と解雇に大きく分けられます。退職の多くは、社員側の事情による自己都合退職ですが、退職に関しては、会社側からの一方的な解雇も含めて、トラブルが起こりがちです。

円満退社は、自己都合退職の場合において、職場の上司などの理解を得て、円滑な業務の引継ぎを行い、トラブルなく退職するという意味で使われています。

退職するときには、多くの手続きが必要になります。退職の意思表示をする前に、就業規則など社内ルールを確認して、業務の状況や引継ぎ期間を考慮したうえで、無理のない退職スケジュールを立てることが円満退社の鍵となります。

労働契約の終了

  1. 期間満了
    ・契約期間満了:雇用契約期間が満了した労働契約の終了
    ・定年退職:一定の年齢に達したときの労働契約の終了
  2. 自己都合退職:労働者(社員)側の意思表示による労働契約の終了
  3. 合意解約:使用者(会社)と労働者(社員)の合意による労働契約の終了
  4. 解雇:使用者(会社)側の意思表示による労働契約の終了
    ・普通解雇
    ・整理解雇
    ・懲戒解雇
  5. 労働者の死亡:労働者(社員)が死亡したことによる労働契約の終了
  6. 会社の解散等:会社の解散による労働契約の終了

退職の意思表示

退職の意思表示は書面ではなく、口頭でも成立しますが、多くの企業では退職願(退職届、辞表)の提出を就業規則に定めています。

退職の意思表示の撤回

退職の意思表示は、有効に撤回されれば、労働契約の終了(退職)の効果は生じないことになります。退職の意思表示の撤回が認められるかどうかは、提出した退職願の効力が議論となります。

退職の意思表示の取り消し

退職の意思表示は、その意思表示に瑕疵(心裡留保、詐欺、強迫、錯誤)があった場合には、意思表示の取り消しや無効を主張することができます。

  • 心裡留保:真意にもとづくものでない退職の意思表示
  • 錯誤:思い違いをしてした退職の意思表示
  • 詐欺:使用者に騙されてした退職の意思表示
  • 強迫:使用者に脅されてした退職の意思表示

退職に関する法令手続き

  1. 健康保険・厚生年金保険の手続き
    ・健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届
    ・健康保険(被保険者)証
  2. 雇用保険の手続き
    ・雇用保険被保険者資格喪失届
    ・雇用保険被保険者離職証明書
    ・離職票
  3. 給与・税金関係の手続き
    ・給与所得の源泉徴収票特別徴収票
    ・退職所得受給の申告書
・適切な退職の意思表示
・業務の引継ぎの完了
・貸与物の返却
・守秘義務の誓約書の提出
内定が出てから退職するまでのステップ
応募企業から内定が出て、ひと安心。でも転職活動はまだ終わりではありません。内定が出てから、転職先への入社を決めて、退職するまでのステップを着実に越えていきましょう。
円満退社のための退職願の提出方法
転職先が決まって、職場に退職を申し出るのは、プレッシャーやストレスに感じる人も多い局面です。苦痛に感じても転職活動では避けては通れない道。上手に退職する方法を知っておきましょう。
転職・就職に役立つ用語集
転職・就職活動ではさまざまな専門用語や人事用語が登場します。20代・第二新卒の転職・就職に役立つ用語を集めて解説しています。必要な情報を転職・就職活動にお役立てください。
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