メーカーでは技術系を中心として転職市場は活発で、技術職・エンジニア求人は高水準を維持しています。
開発の活発化、IoT・ICT・FA化推進などを受け、機械設計、回路設計、制御・組込設計、生産技術など幅広い技術系求人数が増えています。
新卒時代に不採用になった企業へのリベンジ転職など、チャンスも拡大しています。
メーカー技術職・エンジニアの転職支援
メーカーの技術系求人は企業の技術戦略に直結するため非公開募集が多く、エージェントサービスを利用することが欠かせなくなっています。
メーカー技術職・エンジニアのよりよいキャリアをサポートする転職エージェントをランキングでご紹介します。
技術系に強い転職エージェントおすすめランキング
利用者の声
29歳 男性
職種:機械設計
「異業界へのチャレンジとなったのですが、アドバイザーと共に自身の強みを整理することで面接では異業界のハードルを越えることができ、当初の希望であった機器メーカーへの転職を実現することが出来ました。」
(メイテックネクスト)
27歳 男性
職種:医薬品開発モニター
「書類選考でライバルと差別化できるようなアピール材料を、職務経歴書に盛り込みましょう、ということで、職場で提案したことやその成果、実務で英語を使った経験などを詳しく記載。その効果あってか、無事、書類選考を通過することができました。」
(リクルートエージェント)
30代 男性
職種:IT系技術職
「前の会社にいても限界を感じていたので、自分の力を評価してくれる会社に入れて良かったです。」
(dodaエージェントサービス)
28歳 男性
職種:製品開発
「非常に短時間で内定に至るまでフォローいただけました。また、エージェントの方も親切に対応して頂けました。その際、夜遅くまで電話応対に付き合っていただけたり、都合の良い時間帯に合わせて面談して頂けたりと、社会人として働く私にとってはとても助かるサービスでした。」
(マイナビエージェント)
引用:各エージェントサイトより
エージェントサービスを利用する流れ(例)
転職エージェントのサービスを利用するには、Webサイトからの登録が必要になります。
Web登録
Webサイトのフォームから登録をします。
Web登録すると、各種の転職支援サービスを利用できるようになります。
面談・ヒアリング
Web登録後にキャリアアドバイザーと面談(Webを含む)をします。
経験やスキル、希望を踏まえて、よりよいキャリアデザインや、転職プラン、具体的な求人情報を提供してもらえます。
技術知識や業界の専門性の高いキャリアアドバイザーが在籍するエージェントを利用すると、希望が伝わりやすくスムーズです。
求人紹介
ヒアリングの内容を踏まえて、スキルや希望に合った求人の紹介があります。
求人内容に関しては、キャリアアドバイザーからより詳しい説明を聞くことができます。
求人情報サイトからだけでは得ることが出来ない企業風土や部署の人員構成等を知ることができます。
メーカー技術職・エンジニアの求人ニーズはピンポイントですので、スキルやキャリア、タイミングが合わない場合には、希望する求人紹介が少ない可能性もあります。
複数登録して、求人情報を収集することが大切です。
選考・面接
応募したい求人にはエージェントから推薦されます。
書類選考を通過すると、企業との面接に進みます。
面接前には改めて求人内容の詳細説明や面接に臨むためのアドバイスなどのサポートを受けることもできます。
内定・入社フォロー
入社にあたり必要な準備をサポートしてもらえます。
自分からは聞きにくい給与や待遇、入社日などの調整・交渉はエージェントが代行してくれます。
技術系の求人・採用
メーカー技術職・エンジニアは、慢性的に人材不足で、高い水準の求人ニーズが続いています。
中途採用では即戦力が求められますが、第二新卒の採用にも積極的な企業が増えています。
自動車・自動車部品メーカー
自動車メーカーは自動運転技術やIoTに関連した新技術の開発に携わる機械系、電気系をはじめとするエンジニア全般の求人ニーズが高くなっています。
自動車部品メーカーは開発系や生産技術、品質管理に高い求人ニーズがあります。
電機・半導体メーカー
電機・半導体メーカーは、技術革新が激しく、エンジニアには高度な技術力が求められます。
機械系、電気系、組込系を問わず、エンジニアは慢性的に人材不足です。
海外展開をしている企業が多く、語学力もアピール材料のひとつになります。
機械・精密機械メーカー
機械メーカーは建設や土木業に必要な機械を作る建設機械、金属部品を加工する工作機械、工場の製造工程で使用される産業機械、精密機器メーカーは医療機器、事務機器などに分類できます。
エンジニア求人では設計経験、機械、制御、材料工学のスキルが求められますが、第二新卒では異業種からの転職にもチャンスがあります。
化学・素材メーカー
化学、繊維、鉄鋼、非鉄金属、石油など材料を供給する素材メーカーの職種は、資材調達、商品開発、基礎研究、生産管理、プラント・設備設計など多岐にわたります。
化学系エンジニアの求人ニーズは高水準を維持していますので、経験者だけでなく、業界未経験者にもチャンスがあります。
医薬メーカー・CRA
医薬メーカーでは研究職のニーズが高く、化学系などメディカル業界以外からの転職も増えています。
CRA(医療開発モニタ)は医療機器メーカーでも求人ニーズが高まっています。
技術系の転職活動
メーカー技術職・エンジニアの転職では、高度なスキルをアピールしてもニーズと合っていなければ採用にはつながりません。
求められている経験やスキルを把握し、貢献できることを中心にアピールすることが大切です。
製造技術者の平均給与
区分 | 月収 | 年間賞与等 |
電気・通信系技術者 | 434,500円 | 1,667,600円 |
機械技術者 | 394,300円 | 1,392,800円 |
輸送用機器技術者 | 439,800円 | 1,842,600円 |
金属技術者 | 368,500円 | 1,351,300円 |
化学技術者 | 379,800円 | 1,310,100円 |
他に分類されない技術者 | 362,600円 | 1,191,600円 |
(厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」より)
まとめ
AI、IoTなど新技術の登場によりメーカーでは、自動車・半導体・産業用機械・精密機械など様々な領域で技術系の求人ニーズが増加しています。
製品開発、品質管理・保証、生産技術などの技術職では未経験・第二新卒の採用にも意欲的です。
メーカー技術職・エンジニアの転職には自分だけでは見つけられない求人が非常に多く、希望の転職を実現するためには、積極的に転職エージェントを利用することをおすすめします。
【参考】
・総務省「統計基準等」
・経済産業省・厚生労働省・文部科学省「ものづくり白書」
・各エージェントサイト